みなさんこんにちは。友です。これは日本語を勉強している人のためのPodcastです。教科書の日本語は面白くない。でも、ドラマや映画は難しすぎる!そんな人のために日本語教師のともがちょうどいい日本語で話をします。
今日もリクエストもらってますが、今日のリクエストは神道についてですね。神道については前にもう1回話したことがあるんですけど今日は神道についてもう少し、えー、詳しくと言うか、えー、ちょっとね、別のことを話したいと思います。
じゃあ、まずは神道についてちょっと復習なんですけど、神道っていうのは何かって言うと、日本にある宗教ですね。日本でメジャーな宗教って言ったら仏教と神道とあとは、まぁ、キリスト教の人もいますね。そんなには多くないですけど。んで、この神道っていうのがどんなものなのかっていうのは、その、前のPodcast、エピソード51で紹介してるんですけど、今日はその神道と日本人の関わりって言うか、日本人の生活とか、その、日本の文化とかにどんなふうに神道が影響を与えているのかっていうのを考えてみたいと思います。
じゃあ、まずは神道って言うと宗教の話なので、日本人と宗教についてちょっと確認しておきたいんですが、日本人はあんまり宗教がないっていう話をみんな聞いたことがあるでしょうか。俺もそうなんですけど、日本人に、あのー、あなたの宗教って何ですかって聞いても「いや、特にないよ」とか、あとは「仏教だけど、でもあまり気にしない」とか「他の宗教のイベントとかもやる」って言う人がすごく多いと思います。だから神道っていうのは日本の宗教なんですけどでも「私の宗教は神道です!」ってはっきり言う人ってすっごく少ないと思います。なんでそうなのかっていうと、前のエピソードでもちょっと話したと思うんですけど、日本の、その、神道、えー、神様についての考え方って他の宗教とちょっと違って神様はたくさんいる、あのー、1人だけじゃないんですよ。とにかくどんなものにでも神様がいるから他の国から何か別の宗教が入ってきた時も、その神様はその神様で認める、でも、他のものにも神様はいる、っていう感じでどんどんどんどん神様を認めて言ったから、だから色んな宗教が全部混ざっちゃった感じですね。なので日本人は神様を信じてないわけではない、神様はいると思ってるんだけど、でも、特定の宗教には縛られないっていう感じですね。
これが日本人に多い宗教に対しての考え方だと思います。多分ですけどね。俺はそうなんですよ。俺の周りの人もみんなそんな感じです。実は俺の親、両親ですね。両親は「うちの宗教は仏教だ」っていう風に言ってます。ただ、仏教だって言ってるはずなんですけど、家には神棚があります。神棚ってのは、その、家の中に作る神様の家みたいなものですね。それは、あの、神道のものです。なので家には神道のものと仏教のものが一緒にあります。他の宗教の人から見たらねちょっと信じがたい話かもしれませんが、とにかくこれが日本の神道の考え方ですね。神道のっていうか日本人の考え方かな。
さて、それじゃあ、日本人は、その、特定の宗教にあまりこだわらないで、何でもかんでも受け入れるって言うんであれば、日本人のその生活習慣とかも全部いろんな宗教がごちゃまぜになって何でもやるのかっていうと、実はそうじゃなくって、何でも受け入れるんですけど、でも日本人の生活習慣の基本になってるものは結構神道関係のものが多いです。1年が始まったら玄関に門松を置いて、そして神社に初詣に行って、節分には豆をまいて豆を食べて、1年中いろいろな所で神道のお祭りもあるし、何か大切なことがある時は神社に行っていい結果になりますようにってお祈りもします。だから日本人って、けっこう自分は宗教は何もないっていう風に思ってる人もけっこう多いと思うんですけど、実は、その、日本の生活習慣の中には神道に基づいてるものっていうのがかなりあるので、無意識のうちに、あのー、神道のいろんなことをしているっていう人がすごく多いんじゃないかと思います。だから、これけっこうおもしろいと思うんですけど、日本人で私は神様は信じていないっていう人に、じゃ、あなたは神棚を壊したりとかあとは神社の中に入って遊んだりとかそういうことができますかって聞いてみると多分「いやなんかそれはちょっと悪いことがありそうな気がするからあまりやりたくない」っていうふうに言うと思います。実は俺も昔はそういう風に思ってたんですよ。神様はいないって。自分には何も宗教がないし神様はいないと思ってる、って思ってたんですが、でも大人になってその自分の今までの生活とか、あとは習慣とかそういったものを考えてみたら意外と神道に基づいてる行動っていうのがあったなっていうふうに気づいて、それからはね、あの、俺は宗教はないっていうのはやめて、神道ですって言うようにしてます。ただ、やっぱり神道って言っても、その、さっき言った日本人に、よくある考え方なので、どんな神様でも受け入れるっていう考え方なので、神道以外のイベントとかね、そういうのもやったりはします。
さて、それじゃあ、こんなのが日本人に多い神道の考え方だと思うんですが、最近の日本では、えー、実際に調査をすると、神道とあとは仏教と、どちらが多いのかって言うと、今ね、だいたい同じぐらいみたいですね。神道の方がちょっと多いかな?でもだいたい同じです。キリスト教とか他の宗教の人もいますけどでも仏教と神道が一番多いです。んで、これがちょっとおもしろいんですけど、その、神道の人の人数と仏教の人の人数と、あとは他のキリスト教とか別の宗教の人数と、全部足すと何人ぐらいになるかって言うと、日本の人口をめちゃくちゃ超えてます。つまり、どういうことかって言うと、1人が2つとか3つとかの宗教を持っているっていうことですね。だからこれもやっぱり、今まで話したように、日本人に多い考え方で特定の宗教には縛られない、自分は日本人だから神道だけど、でも日本には仏教のものも多いし、仏教の考え方っていうのもすごく昔から日本に根付いている、根付いているって、要するにその考えがみんなに受け入れられてそしてそれが当たり前になっているっていう事ですね、だから自分の宗教は神道でもあるけど仏教でもあるって言う人がすごくたくさんいるって言う事ですね。
さて、こんなのが日本人の神道とか宗教に対する考え方です。もちろん日本人全部がこうだっていうわけじゃないですけど、でも、さっきも言ったように、日本には2つ以上の宗教を持っているって言う人がいるっていうデータもあるのでやっぱり俺と似てる考え方の人はすごく多いんじゃないかなと思います。みなさんの国ではどうでしょう。日本と同じように、あんまり1つの宗教に縛られずに自由にやっているっていう人はけっこういるんでしょうか。みなさんの国でどんな様子なのかぜひ教えてください。
他にも今日のエピソードの感想とかあとは他に何か聞いてみたいこととかあったらぜひメッセージ下さいみなさんからのメッセージ待ってますじゃあ今日はこの辺で終わりますさようなら