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episode061-070 Script

script 【episode067】

みなさん、こんにちは。友です。これは日本語を勉強している人のためのPodcastです。教科書の日本語はおもしろくない。でも、ドラマや映画は難しすぎる!そんな人のために日本語教師の友がちょうどいい日本語で話をします。話のテーマはリクエストもできます。リクエストがある人はSNSとかメールとかで連絡をください。みなさんからのメッセージ待ってます。

はい、じゃあ今日は前回の続きでN3の公式問題集の答えの解説をしていきたいと思います。前回はね、えー問題1と問題2の解説をしたので、今日は問題3から解説します。

じゃあ問題3の、えーと1つ目、15番ですね。15番の答え、これは不満ですね。「不満を持つ」っていう言葉です。不満は他にも「持つ」だけじゃなくて「不満がある」っていうふうに、「ある」を使う時もあります。んでこの「不満」っていうのは「満足」の反対の言葉ですね。不満の『フ』の漢字、他にも「不便」とかで使いますね。反対の意味を作る時にこの『不』の漢字を使いますね。満足の反対が不満なので、

あの、自分で何か、これは嫌だとか、これじゃ足りない、もっとここをよくして欲しいっていう気持ちが不満です。えー他の言葉、「関心」っていうのは、これは「関心がある」っていうふうに言うんですけど、「興味がある」とまあだいたい同じですね。何かについてもっと知りたいと思う気持ち。3番は「目標」。自分がこれからやりたいと思ってること。例えばみなさんは日本語の勉強してるから、「日本語の勉強の目標はJLPTのN1に合格することです」とか、そういうのが目標。自分でやりたいと思ってること。えーと、4番は「我慢」ですね。「我慢」っていうのは、嫌だけど、でもそのままにするっていう言葉です。例えば、夏に暑いけど、でもエアコンをつけると電気代がかかるから我慢しようとか。つまり、それは、暑いけどでもそのままにする、嫌だけどそのままにする。んで、しばらく我慢しててもっと熱くなって、もうそのままにすることができないと思ったら暑くて我慢できないからエアコンをつけた、とかですね。嫌で、もうそのままにできないっていうのが我慢できない。

じゃあ、その次、16番。今度は、えーとこれは「ぶらぶらする」っていう言葉。「ぶらぶらする」っていうのは、なにか目的とか理由とかがないけど、でもいろんなところを見て歩くことですね。「暇だから駅の近くをぶらぶらした」とか使います。他の言葉、ぐらぐらっていうのは、安定しないこと、動いてしまうこと。安定って言ったらちょっと難しいですね。例えば、椅子とか机なんですけど、椅子に座った時に椅子がちょっと壊れてて、動くと嫌ですよね。椅子に座った時に少し動いてしまう。そういう椅子をぐらぐらするって言います。机なんかもそうですね。物を乗せた時にちょっと机の脚の長さが四つ全部違うから、あの、机が動いてしまう。そういうふうに、何かを止めるとができない、止めようと思っても止められない状態のことをぐらぐらするって言います。んで、2番はがらがら。がらがらっていうのは、お店とか乗り物、あの、電車とかバスとか、そういう、あの中に人が全然いないことです。「とても空いている」っていう時に「がらがらだ」っていいます。

えーと4、4番じゃないや、3番ですね。3番はばらばらですね。ばらばらっていうのは、1つにまとまっていないとか、あとは全部違うっていう時です。例えばね、このPodcastを聞いている人の日本語を勉強する理由っていうのはみんな違いますよね。ただ日本が好きだからっていう人もいるし、日本人の友達がいるからとか、あとは日本に留学したいからとか、日本には行かないけど仕事で使うからとか。みんな理由が違いますね。みんな違う時に「みんなの日本語の勉強の理由とか目的はばらばらです」って言います。全部違うっていうのが「ばらばら」です。

んじゃ続いて今度は17。これの答えは「申込書」ですね。申し込みをするために書く紙を「申込書」っていいます。んで、他の言葉は、1番は「証明書」。「証明」っていうのは、それが本当ですよ、嘘じゃありません、間違いがありません、っていうことです。んで、『書』っていうのは、ま、だいたい紙ですね。あの、本の時もありますけど。だから、何かについて間違いがありませんって書いてある紙が証明書です。

んで次、2番が「領収書」。だいたい同じ言葉だとレシートっていうのがありますね。買い物した時にもらう紙です。何を買ったかとか、いくらかかったかっていうのが書いてあります。えーと4番は「参考書」。「参考書」っていうのは、勉強する時に使う本です。勉強する時に何かわからないことがあったら、それを調べたりする本が参考書といいます。

はい、続いて、今度は18番。18番は「複雑」ですね「複雑」っていうのは、「難しい」とちょっと似てるんですけど、いろんなものがたくさんあって、それで「わかりにくい」「難しい」というのが「複雑」です。えーと1番は「意外」。「意外」っていうのは予想外、予想してなかった、全然そのことについて考えてなかったっていう、ちょっとびっくりするようなことが「意外」です。2番の「重大」は、最初の「重」は「重い」っていう漢字ですが、これは「重要」っていう時の『重』ですね。「重要っ」てのは「大切」っていう意味なんですけど、とても大切なものとか、あとは大きな問題のことを「重大」って言います。んで、4番は、「正常」ですね。「正常」っていうのは普通のこと。何も問題がないことです。例えばコンピューターとかが「正常に動いています」って言ったら、壊れていません、問題なく普通に動いていますっていう意味です。

んじゃ続いて19番。今度は、えーと答えは3だね。この3っていうのは、何かを作った場所のことです。日本で買ったものを持ってる人がいたら、その、みなさんが持ってるものにも、ときどき、特に服とかだったら、「中国産」とか「ベトナム産」とか、その、みんなが持ってる物が作られた場所が書いてあります。日本語じゃなくてね、英語で書いてあることもありますが、英語で書いてあるときは、この「産」の字じゃなくて、「made in 何とか」って書いてあります。

2番の「製」っていう言葉。これはね、作った場所を言う時あるんですが、果物とか野菜とかの食べ物では使いません。物です。例えばパソコンとか。中国で作ったパソコンは中国製。アメリカで作ったコンピューターもアメリカ製って言います。えーと3番の「作」。これ「作る」っていう漢字ですけど、「作」は国の名前とかじゃなくて人の名前で使います。例えば佐藤さんっていう人が書いた絵だったら佐藤作って言ったりします。

最後の「品」は、場所とか人の名前じゃなくて、「商品」とか「製品」っていう言葉で使いますね。

はい、じゃあ続いて今度は、えーと、20番。答えはインタビューですね。インタビュー。インタビューっていうのは誰かに話を聞くことなんですが、

特にテレビ番組とか雑誌とか、そういうのを作る人が誰かに話を聞くのをインタビューっていいます。ときどき間違える人がいるんですけど、仕事をするための会社に入る時の面接とか、学校に入る時の面接。テストのためにするインタビューってのもありますが、日本語ではインタビューっていうのは、その、テストの時の話はいいません。それは面接と言います。英語だとね、どっちもインタビューって言うかもしれませんが、日本語で、カタカナでインタビューっていうのは、そのテレビとか雑誌とかの人が誰かに話を聞きに行くことです。

じゃあ続いて今度は21番ですね。えーと、今度は21番の答えは、3番の「主張」です。「主張」っていうのは自分の意見をいうことなんですけど、普通に意見を言うだけじゃなくって、私の意見は絶対間違ってない、これがいいと思うっていうふうに、強く言うことだね。他の事は、「命令」っていうのは何かをしなさいって言うこと。2番の「返信」は何かの返事をすることなんですが、特にメールとか、あとは今だったらLINEとかメッセンジャーとか。それで返事をすることを返信って言います。えーと4番、「注文」。「注文」はレストランとかに行って自分が食べたいものをお店の人に言うことですね。

じゃあ次22番。えーと、今度は喉がからから。2番ですね。えーとね、喉が渇いたっていうのを喉がからからと言います。「からから」っていうのは水が全然ないこと。乾いていることです。他の言葉もまあ多分けっこうみんな聞いたことがあると思いますが、1番ぺらぺら。外国語を上手に話せることをぺらぺらって言うね。「あの人は日本語がぺらぺらです」とか。3番はふらふら。ふらふらっていうのは意味はひとつだけじゃありませんが、今1つ説明すると、まっすぐ立つことができないこと。例えば病気の時とか、熱がとても高いとか、そういう時にまっすぐ立とうとしても体がちょっと動いちゃいますよね。そういう時に「ふらふらする」って言います。あと、お酒をたくさん飲んだ時とか。まっすぐ歩くことができないですよね。4番は、まあみんな知ってるかな?お腹がぺこぺこ。お腹がとても空いていることを「お腹がぺこぺこ」って言います。

じゃあその次、最後23番。23番はお金を貯めています。お金を貯める、お金を使わないで自分で持っていることを「貯める」と言うね。同じ意味の言葉でお金を「貯金する」っていう言葉もあります。

よし、じゃあ次行きますよ。今度は問題4の1つ目、24番えーと通勤の意味ですね。「通勤する」っていうのは、会社に行くこと。会社に行くんですけど、1回だけじゃなくて毎日電車とか車とかを使って会社に行くことを「通勤する」って言います。

はい、続いて25番。恐ろしい。これは「こわい」と同じです。「こわい」ことを「恐ろしい」っていいます。えーと、それから26番、わけ。これは「理由」ですね。もう、ちょっとここら辺はね、言葉の意味説明しようがないね。これとこれは同じですよって言うしかないんですけど、はい、じゃあどんどん行きますよ。27番は「減った」。えーと「減る」っていうのは「少なくなる」っていう意味ですね。この言葉はね、同じ意味の言葉がたくさんあるので覚えておきましょう。「減る」と「少なくなる」っていうのと、あとはね、「減少」っていう言葉も覚えておきましょう。「減少」。ついでに反対の言葉も覚えましょう。「減る」の反対は「増える」。「増える」は「多くなる」という意味ですね。「多くなる」と同じ意味の言葉、「減少」の反対は「増加」。「増加する」って言います。

はい、じゃあ、最後、28は「やり直す」の意味ですが、これは何か失敗したりとか上手にできなかったりとか、そういう時にもう1回やることです。それが「やり直す」。なので答えは3番ですね。もう1度やった。

よし、じゃあ最後、問題5に行きますよ。問題5の1つ目、29番、「転ぶ」。「転ぶ」の使い方は、4番ですね。他のやつ、1番は「ベッドに転んだ」って言いません。「ベッドに寝た」ですね。えーと、その次、2番のは、これは「転んだ」じゃなくって、何だろうな、計画がだめになったとか、中止になった、だったらいいかな。3番は、これは「木が倒れた」ですね。

はい、次、30番は、指示。これは何か押してくださいっていうのにいうことなので、答えは1番ですね。2番のは「先生に頼んだ」とか「依頼した」だったらいいかな。えーと、3番は「友達を誘った」ですね。何かをいっしょにしましょうっていうこと。んで、その次、4番は、これは「質問した」ですね。何かを聞くことですね。

はい、じゃあ、その次31番。「見送る」。「見送る」っていうのは誰かが帰る時に途中までいっしょに行って、そしてその帰るところを見る。それが見送るなので、答えは4番ですねえーあと1をみると、これはメールを見るとか、メールをチェックする、メールを確認するんだったらいいですね。んでその次2番は、これは何ページか見てみたでいいかな。えーと3番もこれは景色を見るですね。あとは景色って言うと眺めるっていう言葉もあります。ただ見るだけじゃなくって、ちょっとこう綺麗なものとか、あとは遠いところにあるものとか、広い場所とか、そういうのはゆっくり見るの眺めるって言います。えーと32番は植える。植物、木とか花とかを、あの、土の中に入れる、入れるのを植えるって言います。なのでこれは植物の話なので、1番が答えですね。んーと、2番は、これは入れたでいいかな、入れた。3番はね、これは「埋める」だったらいいかな、「埋める」。中に入れることを「埋める」って言うんです。だから海の中に土を入れたんですね。えーと、んで最後4番は、これが「つけた」でいいかな。

よし、じゃあ最後ですね。最後は「正直」。「正直」っていうのは嘘をつかないことです。なので答えは1番だね。嘘は言いません。嘘は言いません?嘘はつきませんって言った方がいいんじゃないかな。えーと、んで、その次。その次っていうか、2番はこれは正しい使い方かな。んで3番は本当の話。4番は正確ですね。3番の正直な話って、ちょっと、あの、間違えやすいかもしれませんが、正直っていうのは人です。人の性格。だから「あの人はどんな人ですか」っていう時に、「正直な人」と言います。「本当の人」とは言いません。んで人じゃなくて、他のもの、話とかだったら「正直な話」じゃなくて「本当の話」と言います。

はい、じゃここまででちょっと長くなっちゃいましたが、N3の言語知識、文字語彙の問題の説明が終わりました。どうだったでしょうか。けっこう難しいですか、それとも説明を聞いたらだいたいわかりましたか。とりあえず今回は文字語彙の所の説明をしましたが、これがね、あの、評判が良かったら、みんながね、このエピソードはとても良かったと言ってくれたら、他の文法とかね、読解とかの問題の解説もしたいと思います。ただあんまり役に立たないと言われたら、まあ時間もかかるし、次はやらなくてもいいかなっていう気もするので、もしね、これを聞いて「とても役に立った!」って思う人は俺にいろいろなメッセージを送ったりとか、あとは、あの、Podcastのレビューを書いたりとかして、「よかった」「文法の説明も聞きたい」っていうふうに言ってください。

はい、じゃあちょっと長くなりましたね。みなさん最後まで聞いてくれた人、お疲れ様でした。今日はこれで終わりたいと思います。N3ってだんだんね、難しくなってきたけど、頑張ってください。それじゃあ、さようなら。