みなさん、こんにちは、友です。これは日本語を勉強している人のためのPodcastです。教科書の日本語はおもしろくない。でも、ドラマや映画は難しすぎる!そんな人のために日本語教師の友がちょうどいい日本語で話をします 。
さて今日はちょっとだけね、残ってた文法の、JLPTの文法の問題の解説。最後の問題ですね。それをやろうと思います。じゃあ、今日のエピソードもまずは問題を解いて、そしてその問題を見ながら聞いてください。
では、文法の問題3 ですね。この問題さんはちょっと長い日本語の文を読んで、そしてその中で使われている文法の問題を解くっていうものです。
じゃあ、さっそく一番、一番というか、最初の問題ですね。一つ目のは21番。これは犬の話なんですが、犬が今家の中にいるって言う話ですね。日本語は”今”の話をする時はだいたい動詞の形は『ています』の形になります。例えば、「今私は日本語を勉強しています」とか「Podcastを聞いています」とか、あとは「今窓は閉まっています」とか、「あそこに車が止まっています」とか。とにかく、今の話をする時にはだいたい日本語は『ています』の形。なので、これも今犬が家にいるっていう話なので、答えは「飼っています」、2番ですね。では、その次、今度は22の問題ですが、これは犬のことで困った話、「本当に困りました」って言ってますね。なので、これは困った時、なんか残念なこととか、嫌なことがあった時の動詞の形なので、「壊してしまったですね」。『てしまった』は何か悪いこととか、残念なこと、よくないことがあった時の動詞の形です。ちょっと注意で、もしかしたらこれを「壊してしまった」じゃなくて「壊された」にした人もいるかもしれませんが、これは「壊された」は駄目です。なぜかというと、「ポチが」と言ってますね。「ポチが」じゃなくて「ポチに電話を壊された」だったら大丈夫です。助詞の使い方がね、ちょっと受け身の強されたの形になると、違う、違ってしまうので、答えは「壊してしまった」です。
じゃあ、その次ですね。23。これは「しかし」っていう言葉を見ると答えがわかりやすくなります。この問題だけじゃないんですけど、少し長い日本語を読む時には、この「しかし」とかあとは似てる意味だと「でも」とか「けれども」とか。あと他にも、違う意味のことばだと「それで」とか、「そして」「それに」など、色々ありますが、こういう文と文をつなぐ言葉。こういうのを、つなぐっていうのを接続って言うんですけど、接続の言葉をよく覚えておいて、そして問題にそれが出てきたら気をつけて見てください。そうすると、文全部の意味もわかりやすくなるし、問題の答えもわかりやすくなります。
さあ、それじゃあ、この問題では「しかし」と言ってます。「しかし」っていうのは前と後ろの意味が反対になります。なので、これは「しかし」の前を見ると寂しかったと言っています。そして、その後ろ、「しかし」の後は寂しかったの反対だから「寂しくない」っていう意味の言葉になります。で、この問題では前は「寂しかった」、でも、その後で「寂しくない」。「寂しい」から「寂しくない」に変わりました。変わる時の言葉は「なりました」を使ってください。2番ですね。「寂しくなくなりました」。これが答えです。
じゃあ、最後。えーと、これは、最後は、助詞ですね。助詞難しいんですけどね。まあ答えを先に言うと「ポチは私達の大切な家族」、『は』です。この問題は『は』と『が』を間違えた人がたくさんいるかもしれませんね。『は』と『が』の使い方のルールは、まあたくさんあるんで、今全部はちょっと説明できませんけど、とりあえず一つだけ絶対に『が』になる時を覚えておきましょう。質問された時、例えば「どの犬があなたの犬ですか」って質問されたら「あ、あの犬が私の犬ですよ。」とか、あとは「誰が行きますか」って聞かれたら「私が行きます」みたいに、「誰が」、質問の時に『が』があったら答えも絶対に『が』になります。でこの問題は、質問されてるんじゃなくて、このポチの紹介ですね。自己紹介の時にもみなさん練習したと思うんですけど、自分の紹介とか、誰かの紹介とか、その時って、その人について話してる時、『は』を使います。「私は日本人です」「私は日本語を勉強しています」とか、「あの人は私の友達です。」「あの人は日本人じゃありません。タイ人です」とか。なので、これも同じなので、「ポチは」、『は』を使ってください。
はい、じゃあ、とりあえずここまでで、文法の問題が全部終わりです。この後は文法じゃなくって、今度は読解の問題になります。読解、ちょっと難しいですね。まあ時間があったらまた解説したいと思いますので、みなさんも時間があったら読解の問題自分で解いてみてください。
さあ、それじゃあ、今日は問題ひとつだけでしたが、ちょうど文法が終わったところなので、これで終わりにしたいと思います。また続きも時間があったら作るので勉強した人は楽しみに待っててください。それじゃあさようなら。