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episode071-080 Script

script 【episode071】

みなさんこんにちは、友です。これは日本語を勉強している人のためのPodcastです。教科書の日本語は面白くない。でもドラマや映画は難しすぎる!そんな人のために日本語教室の友がちょうどいい日本語で話をします。テーマはリクエストもできます。リクエストがある人はメールとかSNSでメッセージをください。

えーと、じゃあ、今日はですね前回の続き、えーと、メールでもらった質問の答えですね。前回、2つしか、あの、答えてなかったですけどね。今日も残りの質問に答えたいと思います。じゃあですね、前回二つ答えたので、今日は三つ目から。三つ目はですね、普通体の話し方について。普通体っていうのは、あの、丁寧な言葉じゃなくて友達とかと話すような、そんな話し方ですが、えー、この質問してくれた人は、えーと、自分の国の美容院に、あ、美容院ってのは髪の毛を切ってもらうところですね、その美容院に日本人がいて、そしてその人と日本語で話す時に、その日本人の美容院の人は普通体で話すそうです。それは何でだと思いますかっていう、そういう質問ですね。えーと、これはね、俺もはっきりと理由は分かりませんが、いくつか考えることができます。まず一つ目は、その人は普通体の方が簡単な日本語だと思っているから、じゃないですかね。普通体っていうのは、仕事とかでは使わない言葉で、友達だけじゃなくて家族とか、あとは小さい子供にも使う言葉です。だから、俺は日本語教師だからね、ちょっと違いますけど、普通の日本語を教えたことがない日本人は、普通体の方が簡単だと思っている人が多いかもしれません。日本語を教えたことがある人は分かると思うんですけどだいたいの外国人が最初に勉強する日本語って普通体じゃなくて、もっと丁寧な言葉で、『です』とか『ます』を使う話し方ですね。こういうのを『丁寧体』って言ったりするんですけど、だから日本語の教科書を使って日本語を勉強した人は、普通体より丁寧体の方が分かりやすいと思うんですけど、でも日本人は丁寧体っていうのは仕事の時とかに使う言葉だから難しい言葉だ、普通体の方が簡単だ、と思っている人がいるかもしれないので、もしかしたらその美容院の人も、できるだけ簡単な言葉で難しい言葉を使わないように気をつけなきゃ、と思って、それで普通体で話をしたのかもしれません。それか、まあ別の理由で考えられるのは、俺は、これはね、ちょっとよくないことだと思うんですけど、もしかしたらその美容院の人が、相手を自分よりもすごい、こう、若いって言うか、子供みたいな感じで話をしていたのかもしれません。日本人同士でも、その、相手が大人でも、年齢が高い人ともっと若い人で話をするときに、知らない人でも普通体で話すことがあります。例えば50歳とか60歳ぐらいの人が、もっと若い二十歳ぐらいの人に丁寧な言葉を使わないで普通体で話すことがあります。相手がお客さんでも、若いからっていう理由で普通体で話す人もいます。これは俺はすごく良くないことだとは思います。相手の年齢が何歳でも、最初は丁寧に話した方がいいんじゃないかと思うんですけど、まあ、それはね、人それぞれみんな考え方が違いますからね、しょうがないですけど。だから、その美容院の人も、もしかしたら若い人に話しているから子供みたいな話し方になってしまったのかもしれません。それか、まあ、他に何か考えられる理由としては、話をしていてすごく楽しかったから、つい友達みたいに話しちゃったとか、そういうこともあるかもしれませんけど。まあちょっとね、どうしてなのかっていうのは、俺はその時そこにいなかったからわからないですけど、考えられる理由はこういうのがあります。

じゃあ続いてですね、えーと、4つ目の質問に行きたいと思います。4つ目は文法についてです。えーと、この、どんな文法なのかと言うと、『ませんか』っていう言葉の使い方です。『ませんか』っていうのは、日本語を勉強した人はね、たぶんけっこう最初の方に勉強する文法だと思うんですけど、誰か他の人を誘う時の言葉ですね。例えば「いっしょにご飯を食べに行きませんか」とか、そういう言葉です。んで、この質問をしてくれた人はこの『ませんか』の使い方でちょっと分かんないところがあるって言うことだったんですけど、それがなにかと言うと、質問する時に「あなたはテレビを見ますか、それとも見ませんか」っていう質問、つまり、あの、「いっしょに見ましょう」って言ってるんじゃなくて、「テレビを見ます」と「テレビを見ません」のどちらですかっていう質問をしたい時に「テレビを見ませんか」っていう言い方ができないから、まあ、それだと「いっしょにしましょう」って言ってるみたいだから、だから見ます見ませんのどっちですかって聞きたい時は何て言えばいいんですか、っていう、そういう質問です。これはですね、まあ、言い方、2つあると思います。まず、1つ目は、最初に俺が言ったみたいに、「テレビを見ません「テレビを見ますか、それとも見ませんか」っていうふうに、「見ます」と「見ません」の2つをいっしょに聞くと意味がわかりやすいですね。その言い方だと「テレビをいっしょに見ませんか」っていう意味だとは思われないと思います。あと、もう1つなんですけど、このか」っていう、「あなたはテレビを見ませんか」っていう質問は、たぶん会話の中で、こう、誰かが「私はテレビを持っていません」とか「私はテレビを全然見ません」って言った時に、それにちょっとびっくりして、「え、あなたはテレビを見ませんか」っていうふうに聞きたいんだと思うんですけど、そういうふうに相手の話を聞いて、そして「見ませんか」って聞きたいんだったら、それは『ませんか』とは言いません。誰か友達が「私はテレビを全然見ません」って言った後に聞くなら「え、テレビを全然見ないんですか」、「見ないんですか」って聞きます。この『んですか』っていう言葉の使い方、難しいと思うんですけど、誰かの話を聞いて、そしてそれについて質問するときは『んですか』っていうふうに聞きます。たぶんね、この質問してくれた人も、あの、そういう話だったと思うので、「テレビを見ないんですか」っていうふうに聞いたら自然だったんじゃないかなっていうふうに思います。

さあ、それじゃですね最後の質問。最後の質問はですね、あのー、先生の田舎はどちらですかっていう質問です。あのー、実はね、このポッドキャストで俺の住んでる場所、俺の田舎とか、あの、今住んでる場所っていうのは、1回も話したことがありません。なぜかと言うと、俺の住んでる場所ってとても田舎なので、近くに全然日本語学校がないんですよ。だから、もし俺が住んでる場所を言っちゃうと、すぐに「あ、あそこの学校の先生だ!」とわかってしまうので、俺の住んでる場所は言わないようにしています。ですのでね、すいません、ちょっとこの質問には答えられないんですが、ただ、えーと、場所の名前は言えませんが、田舎です。東京とか大阪とか、そういう都会じゃありません。昔はね、この、田舎に住むのってあんまり好きじゃなかったんですけど、まあ若い時、子供の時はね、もっと大きい街に住みたいなと思ってたんですけど、大人になると、あんまりうるさいとこよりも静かなとこの方が住みやすいって思うようになりますね。東京に住んでいたこともあるんですけど、1年か2年ぐらいで、もう東京じゃなくて田舎に帰りたいなと思いました。

さて、それじゃあですね、えーと、質問が全部で5個ありました。まあ、1つはちょっと答えることができませんでしたけど。みなさんもこんなふうに、何か聞いてみたいこととかあったらどんどんメッセージを送ってください。答えられる質問はどんどん答えたいと思います。答えられなかったらすみません。

じゃあ、今日はですね、えー、質問全部答え終わったので、これで終わりにしたいと思います。

他にもみなさんからのメッセージがくるとうれしいので、えー、どんどんメッセージ送ってください。それじゃあ、さようなら。