みなさんこんにちは、友です。これは日本語を勉強している人のための Podcast です。教科書の日本語はおもしろくない。でもドラマや映画は難しすぎる!そんな人のために、日本語教師の友がちょうどいい日本語で話をします。
今日は、えーと、この前のJLPTの文法の問題の解説の続きをしたいと思います。えーと、問題1まで終わったので今日は問題2からですね。なので今日もこの Podcastを聞く前に、えーと、このJLPTの公式問題集の問題を解いておいてください。そして問題を用意して、問題を見ながら聞いてください。
それじゃあ早速行きましょう。問題2のえーと1個目の問題は14番ですね。問題2は、これは並べ替えの問題です。並べ替えの問題を解く時の大事なポイントは、動詞とか形容詞とか、その、いろんな形がある言葉がどんな形になっているかっていうこと。それを気をつけて、あの、よく見ましょう。じゃあこの14番の問題をみると、えーと、この並び替えをする言葉の後ろですね。最後が『んですか』って書いてあります。『んですか』の前の形は、これは普通形を使いますね。なのでこれは最後の言葉は『んですか』の前は普通形なので1番しかありませんね。えーと、最後は1になります。じゃあ234はどんな順番なのか。3を見ると今度は『なのに』って書いてありますね。『のに』の前の形も普通型なんですが、ちょっと注意で、あの、な形容詞の普通形の『だ』の形、あとは名詞の『だ』の形。『のに』の前はこの『だ」が使うことができません。この『だ』を使うことができないっていうのは『のに』だけじゃなくて、あの最後の『んですか』もそうだし、他にもこの『の』の前ってけっこう同じなんですよ。普通形の『だ』を使うことができない。『だ』を使うことができない文法って他にもたくさんあるので、これを覚えておくと便利ですね。
で、『なのに』って書いてあるからこれは試合っていう、その、えーと、最初の言葉の前のとこですね。これとくっつきます。だから「試合なのに」です。最初は3番ですね。じゃあ最後は2と4が残っているので、その二つの言葉ですが、これはどう使うのかって言うと4番の言葉の意味がわかれば答えがわかります。4番の「ちっとも」っていうのは全然と同じ意味です。使い方も同じ。だから「ちっとも」の後ろには『ない』が来るから、答えは3421の順番ですね。
じゃあ、その次、えーと、15番。今度は、15番は、これは『によって』の使い方がわかるといいですね。『によって』の使い方は、『に』の前は名詞。名詞で、そして「全部違う」っていう意味の時に使います。例えば「国によって話す言葉が違います」とか。日本、アメリカ、中国、韓国、フランス、いろんな国があるけど全部の国で違う言葉を話します。こういう時は「国によって話す言葉が違う」と言います。んで、この問題はこの『によって』を使うんですが、『によって』の前は名詞なのでこの中で名詞は、この選ぶ言葉の中だと、えーと、一番の「時間」っていうのと、あとはその前ですね。曜日があります。これは曜日と一緒に使いましょう。「曜日によって」です。そして『によって』の後ろには、あの、だいたい、『によって』の意味が「全部違う」っていう意味だから、「違う」とか、あとは「違う」と同じ意味の言葉で「異なる」とか、そういう言葉が来ます。じゃあ「違う」っていう言葉ですが、「違う」の使い方は「何が違う」って言う「何が」の言葉がないと、これは最初が3で、その次に142ですね。3142の順番です。えーと、『によって』の使い方ちょっと注意で難しい使い方もあって、『に』の前が名詞じゃなくて文の時があります。文の時は質問、えーと、まあ、疑問文というんですけど、その質問の文です。例えば、じゃあ、疑問文ってどんな感じかって言うと、例えば「1ヶ月に何時間働いたかによって税金が変わる」とか。ちょっと難しい文かな?税金とか言うと。他にも「1日に何時間勉強したかによってテストの点が変わる」とか。たくさん勉強したらテストの点が高くなりますね。そして勉強時間が少なかったらテストの点が低くなります。勉強した時間が変わるとテストの点も全部同じじゃないですね。こういうふうに、『によって』の前はその『か』を使った疑問文の時もあります。これが『によって』の使い方ですね。
次の問題は、またその疑問詞を使う疑問文ですね。疑問詞っていうのは、その、質問するときの言葉なんですが、ちょっとこれ注意したいのは、最後が「分かりました」って書いてありますね。で、「わかりました」だからすぐに「わかりましたの前は『が』だ!」と思って、『ことがわかりました』っていうふうに言いたくなると思いますが、ちょっと違います。これはね、疑問文を使うものなので、『ことか』分かりましたって言う、えーと、3番がね、最後に来る文です。んじゃあ、全体を見るとどんな文になるのかっていうと、これは、んーと、「野菜を育てます」そして「それがとても大変です」「それがわかりました」という文ですね。んで「野菜を育てますが大変です」ということはできません。「育てます」って動詞ですね。そして『が』は助詞です。動詞、動詞と、『が』っていう助詞を一緒にそのまま使うことができないので「育てることが大変」っていうふうに『こと』を使います。で、ちょっと注意なんですが、えーと、選ぶ言葉の中に「どんなに」っていう言葉がありますね。これはな形容詞とかに使う疑問の言葉、疑問詞って言うんですけど、その疑問詞なので、「大変」っていうな形容詞の前に「どんなに」と言いましょう。なので答えが1423の順番ですね。ちなみに、これは、「どんなに大変なことか分かりました」って言ってますが、あのー、「どんなに大変なことかが分かりました」って言ってもいいです。ただ『か』の後は『が』は言わない時も多いので、あの、どっちもね、大丈夫だということを覚えておきましょう。
じゃあ続いて今度は17番、見てください。えーと、17番は今度は「する」の使い方に気をつけましょう。「する」っていう言葉はいろんな意味があるんですが、この17番の A と B の二人の会話はパーティーで歌う歌を、えー、どれにしましょうかっていうふうに考えていますね。たくさんある中からどれか一つを選ぶっていう意味の「する」の使い方です。Aの人が「これでいいですか」って言ってますが、 B の人は「すみません」と言いましたね。だから B の人は違う歌を選びました。その「選ぶ」っていう意味の「する」を最後に使って、『して欲しい』と言ってます。あとはどうして違う歌がいいのかっていう理由も言ってますね。ええと、違う歌がいい理由は「難しい」ですね。まずは理由の『から』を最初にして「難しいですから」そしてその次、違う歌っていう意味の言葉、「他」ですね。「他」とか、あとは「別の」って言ってもいいですね。んで、違う歌、他の歌と言いたいんですが、何回も歌、歌、歌、歌って同じ言葉を言うのはあまりよくないですね。1回前に話した言葉っていうのは言わなくてもいいんです。だから「他の歌」じゃなくて「他の」だけで大丈夫です。そして最後は、えーと、この選ぶっていう意味の「する」の使い方はセットで覚えるといいんですけど『に』を使います。『にする』。「これにする」とか「あなたはどれにしますか」とか。だから「する」の前『に』なので最後は2ですね。ってことで答えは4213の順番です。
じゃあ最後。えーと、最後は18番、これは言葉を1234見ると、『たい』っていう言葉が2つ入ってますね。これが難しいとこですね。しかも「したい」と「やりたい」って大体どっちも同じ意味の言葉ですね。子供が「したい」なのか、子供が「やりたい」なのか、どっちかですね。えーと、これは「したい」と「やりたい」だけをみると答えが分かんないんですが、他の言葉を見ると答えが分かります。3番に「やらせて」って書いてありますね。この『~て』と一緒に使えるのは「やりたい」だけです。やらせてやりたい。まあ、や、えーと、「やりたい」っていうのは「あげたい」と同じ意味ですね。『てあげる』っていう文型を、多分皆さん勉強したと思いますが、それと同じで「てやる」の使い方ですね。「する」っていうのは『~てする』という言い方ができない、『て』と一緒に使うことができないので、これは「やらせてやりたい」。3番と2番がセットです。そしてこの「やらせてやりたい、やらせてやる」って言うのがどんな意味かって言うと、まあ、やらせてあげるでもいいですけどね、何かをやりたいと言ってる人に「どうぞ」っていうのが「やらせてあげる」です。なので、これは子供がピアノを習いたいって言ってるから私が「どうぞ」って言ってあげることです。なので答えは、えーと、と1423の順番ですね。「したいと思うことはやらせてやりたい」。ごめん、間違えました、1432です。失礼しました。『ことはやらせてやりたい』。3と2がセットですね。
はい、じゃあ、ここまでがこの並び替えの問題。えーと、問題数がちょっとね、5問しかありませんが、次の問題も説明してるとちょっと長くなりそうなので、今日は1回ここまでにしたいと思います。んで、この並び替えの問題解くときのポイントは、えーと、今日もね、何回か言ったけど、どの形の言葉がどの言葉とセットになるのかっていうことに気をつける。これがとても大事です。例えば最初のだったら『んですか』の前は普通形とか、あとはて形と一緒に使うのは『あげる』とか『やる』とか。こういうふうにどんな言葉とどんな言葉、そしてどんな形。これをよく考えて、そして言葉を見ていくと答えがわかりやすくなります。
はい、じゃあ、文法の問題は、あと次の問題で終わりですね。次の問題3はちょっと長い日本語を読んで、そして、それに、えーと、そこで使う文法を考えるっていう問題です。このへんからね、だんだん長い日本語がでてきて、難しくなると思いますが、がんばってください。
じゃあ、えー、次のこの文法の解説、始まるまで、皆さんも頑張って続きの問題を解いて、そしてこの今までやったところは、間違ったところがあったらよく復習しておいてください。じゃあ今日はこの辺で終わりにしたいと思います。さようなら。