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episode161-170 Script

script 【episode168】

皆さんこんにちは、友です。これは日本語を勉強している人のためのポッドキャストです。教科書の日本語は面白くない。でも、ドラマや映画は難しすぎる!そんな人のために日本語教師の友がちょうどいい日本語で話をします。
 
さて、今日はですね。またリクエストもらったんですけど。 あの、日本語、まあ、日本語っていうか外国語ですね。外国語を話すときに間違えることを恐れちゃって、それでうまく話せない。どうしても自信が持てない、どうしたらいいですか?っていう、まあリクエストというかね。そういう質問ですね。なので、その自信が持てないときはどうすればいいのかっていうのが今日のテーマです。これはね、難しいテーマですよね。あのー、俺もね、やっぱり、あのー、外国語の学習者の一人ですからね。日本では、日本ではっていうか、学校に行ったらもちろん俺は先生としての立場で話をしているから、日本語だけなんですけど、これが旅行に行った時とか、あとはちょっと前まで何年か前は台湾に住んでましたからね。 そういうときには、もう俺も先生じゃなくて、学習者の立場ですよね。 で、外国語で話をするんだけど、 あのー、その時の気持ちっていうのは、だから俺もよく分かるんですよ。 例えばね、えっと、2年ぐらい前だとちょっとハワイに旅行に行ったので、そこでは英語を使いますね。英語で話すのが、やっぱり少し、あのー怖い、怖いじゃないけど、まあ、少し緊張する感じですよね。ていうこともあるし、台湾に住んでいる時も、あのー、 最初はね、やっぱり中国語で話すのがちょっと緊張するっていうか、あのーそもそも話すことすら、ね、ためらっていたというか、住み始めて何ヵ月かは、 外で話をするなんて言うことはほとんどありませんでしたからね。 だからその外国語を話す時の不安とか緊張とかそういう気持ちはよくわかります。じゃあね、これはね、あの、どうすればいいのかっていうのは、結構ね、人それぞれ違うんですよやっぱり。あのー、最初からね、もう全然日本語が話せないときからすごい下手な時から、何も気にしないで、たくさん話す人もいれば、一年、二年、三年って長い間勉強してるけど、それでも人前で話すのがあまり得意じゃないから、ずっと不安だっていう人もいると思います。 だから、あのー、人それぞれ一番適したアドバイスっていうのは絶対違うんですよね。だから俺も今日、あの提案はします。 ただ、それがね、すべての人に適しているかどうかはちょっとわかりません。

ええと、でね、ただ、全ての人に適しているかどうかはわかんないけど、多分、全ての人に当てはまる方法っていうのが一つだけあります。 それは何かっていうと、慣れることです。 いや、なんかこれあんまりアドバイスにならないかもしれないけど。 やっぱりね、そのー、不安って、あのー、それがね、大丈夫だっていう根拠っていうか、自信っていうかね、そういうものが持てない限り、その不安はずっとつきまとうんですよ。 だから、どうすればいいかっていうと、日本語で、まあ日本語っていうかね、外国語で話をして、間違えたとしても大丈夫だっていうことが分かるまで、たくさん話をして、たくさんなれるしかないと思うんですよね。

でね、あのー、これね、ちょっと間違えるのが怖くて話せないていう人に聞いてみたいんですけど。 外国語で話すときに文法とかね、言葉とかを間違えて、何か悪いことはありますか?ねえ、いや、もう間違えることがそれ自体が怖いって言われたら、もうそれで終わりなんですけど。俺はね、その日本人として、日本語を勉強している人の話を聞いたときにね、全然間違った日本語とか、まあ言葉とか文法とかもね、間違ってても、気にしないんですよ。 それはもちろんね、俺が日本語の先生だからっていうのもあると思うんですけど。でも、あのー、まあ、子供のときからですね、その日本語の先生なる前もずっと、あのー、外国の人がね、日本に旅行に来て、それで日本語で話しかけたりとかして来た時に、間違えても全然、あのー、「旅行に来たくせに下手な日本語を使うな」なんて怒ったり、絶対しませんからね。 むしろ、「あっ、日本語の勉強を頑張ってんだな、頑張って日本語で話してるんだな」って思うと、あのー、逆に好意的な気持ちにすらなります。 で、 あの、もしね、間違いが多くてわかんなくても、「ごめん、ちょっとわかんなかった。それ、どういう意味」っていう風に聞き返すことがあると思うんですけど。 それをね、あの、それは別に怒っているわけではない。 むしろ、こう、下手な日本語で話されて俺がわかんなかった時ね、そのときも、あの、「あ、下手だからもう話すのやめよう」っていう風に思われるよりも、「あっ今の説明じゃわかんなかったから、じゃあちょっと違う言葉でもっといろんな言い方で説明してみよう」っていって、そのね、下手な日本語であっても、たくさん話してもらったほうがコミュニケーションを取りやすいんですよね。だから、間違えること自体何も問題ないし、間違えてもあの、大丈夫なんですよ。だから、その自信を持って話すためにはね、どうすればいいのかっていうと、間違えても大丈夫。間違えるのは悪いことではないっていうのを、何回も間違った日本語を話して、失敗して、で、「あ、大丈夫なんだな」ということを実感するのがいいんじゃないかなと思うんですよ。だから最初はねやっぱりその外国語で話をする時に、間違えたらどうしようと思うかも知れないけど、「間違えたらどうしよう」の先まで考えてみてください。 「今ここで日本語を使って話をしても、相手に伝わらないかもしれない。でも伝わんなかったらじゃあ何か問題ある?」って考えてみて、で、あのー、下手な日本語でね、 間違って、相手に怒られるっていうことは絶対にないから、 それ考えてみると、「間違ったらどうしよう。あれ、いや待てよ。間違えても別にいいじゃん」っていうことに気づけるんじゃないかなと。 それでもやっぱり最初は間違えたら怖いと思うかもしれないけど。 あのたくさん日本語をね、使っているうちに、間違えても大丈夫だっていうことが分かってくると思います。 自分の日本語下手だけど、あでも、下手な日本語なりにいろいろ話せば分かってくれるっていう気持ちがどんどん多くなると、まあそういう実体験が増えてくると、緊張とかね。どんどんなくなってくると思います。でやっぱり俺もね、その台湾に住んでる時に、 最初は中国語で話すのが怖かったけど、だんだん慣れてくると、 まあ、特に台湾の人ってね、あの優しい人多いんですけど、日本人って言うと。 あのすごい親切にしてくれる人多かったから、 俺の下手な日本語でもなんか話を聞いてくれるし、あの頑張って英語とかも使っていろいろ説明しようとしてくれるから、 けっこうね、あの、大丈夫だったんですよ。で、あのもう最悪、中国、俺の中国語も通じない相手の英語とか、日本語、相手が英語とか日本語もわかんない。でもその時も、顔とジェスチャーで、なんとなくコミュニケーションはとれました。だからね、そういうことに気づいてくると、あ、俺中国下手だけど、間違えてもなんとかなるなって言う気持ちがどんどん大きくなって、それで最終的には中国語で話すその緊張感とかね、不安とかもなくなっていきました。

はいってことで、もうとにかく同じ話を何回も繰り返すようなんですけど、間違えても大丈夫なんですよ。もう本当に今日は、このエピソード同じ話何回も言ってる、これしか言ってないけど、間違えても大丈夫。 間違えても何も悪いことはないし、あの怒られたりもしない。 それに気づけるかどうかっていうのが重要かなと思います。 まあねその、 時々ね、ええと、この今日のメッセージくれた方は、ベトナムのかたなんですけど、例えばベトナムの人だと日本語を勉強した時に、あのー、「つ」、「たちつてと」の「つ」。これがね、苦手で言えない人っていうのが結構多いんですよね。で「つ」がね、「ちゅ」みたいになっちゃう。で、 あの、日本語の「つ」と「ちゅ」を間違えると、 時々ね恥ずかしいこともあるんですよ。 例えば、あの、「机の上に本があります」っていう時に、「ちゅくえの上に本があります」って言ってしまうと、あの、小さい子供、赤ちゃんみたいな話し方に聞こえちゃうから、それでね、あの、えっとちょっとこう、大人が赤ちゃん言葉を使っているっていう風に聞こえて、笑われてしまうことなんかはあるかもしれない。 だから、あの間違えてもいいんだ。 でもちょっと笑われるのが嫌だなって思ったら、その、自分のね、あの日本語のちょっとこう分かりにくい所とか、間違えやすいところ、まあ自分だけじゃなくて、自分の国の人、まあ、例えばそのベトナムだったら「つ」が難しいみたいなね。そういうところがわかると、そこだけをちょっとね対策としてなんかいろんな練習をして、それで会話ができるかなと思うので、間違えてもいいけど、絶対間違えたくないところっていうのをそこだけを決めて、それをしっかり練習して、でそれ以外はまあいいやっていう気持ちで行けば、いいんじゃないかなと思います。

はい、じゃあ今日は何か長い割におん、大した話はしてないですね。同じ事しか話してないんですけど。 その外国語を話す時の不安とか緊張とかですね。それを取り除くために、どうすればいいのかっていうことで、あのー、たくさん話をして、間違えても大丈夫だっていうことに気づいて、そして慣れてください。 それがね、あの一番だと思います。そして、間違えることに慣れて大丈夫だ。たくさん話そうって思って、たくさん話していると。、あの、どんどんね、日本語も上手になると思いますから、日本語を勉強している皆さんは、えー、ぜひ頑張ってたくさん間違いをしながらね、話をしていただきたいなと思います。

はい、じゃあ今日はね、ええと、参考になったかどうか分かりませんが、リクエストというか質問の答えでした。皆さんも何かこうリクエストとかあったらね。ぜひメッセージとかコメントとかをください。皆さんからのコメントを 楽しみに読んでます。 じゃあ、このへんで終わりにしたいと思います。さよなら。