みなさん、こんにちは。友です。これは日本語を勉強している人のためのPodcastです。教科書の日本語は面白くない。でもドラマや映画は難しすぎる!そんな人のために日本語教師の友がちょうどいい日本語で話をします。テーマはリクエストもできます。リクエストがある人はメールとかSNSでメッセージを下さい。皆さんからのメッセージ待ってます。
さあ、今日は、えーと、日本の祝日の一つ、こどもの日について話したいと思います。このテーマは、えーと、インスタグラムでリクエストをもらいました。えーとね、リクエストをくれた人はね、本当の名前わかんないですけどインスタグラムでは忍者って書いてありますね。漢字の勉強しているインスタのアカウントです。すごいですね。毎日漢字の勉強のための何か画像をアップロードしています。頑張って欲しいですね。
それじゃあ、そのリクエストをもらったこどもの日ですが、こどもの日っていうのは日本の祝日の一つです。祝日っていうのは、その、祝日の「しゅく」っていうのはお祝いの漢字です。なにかお祝いをする日を祝日って言うんですが、日本の祝日はだいたい仕事とか学校とかが休みになります。日本のカレンダーを見ると、休みの日、日曜日は数字が赤で書いてあるんですけど、祝日も赤になっています。えーと、日本の祝日って一年中あるんですけど、特に5月の最初、5月の最初とあと4月の最後か。4月の最後から5月の最初の方が休みがたくさんあって、これをゴールデンウィークと言います。たぶんゴールデンウィークは知ってる人もいると思いますが、このゴールデンウィークの中の一つ。それがこどもの日です。日本に祝日たくさんありますけど、じゃあこどもの日はどんなことをするのか、こどもの日ってどんな日なのかという説明をしますね。こどもの日は5月5日なんですけど、この5月5日っていうのは元々はこどもの日じゃなくて端午の節句って言って男の子の、あの、成長、男の子が元気に怪我をしないでちゃんと大人になるようにっていう風に、そういうふうにお祈りをする日でした。でもあとからこの5月5日、同じ日に男の子だけじゃなくて男の子も女の子も、どちらもちゃんと元気に育ちますようにって言うお祈りをするっていうことが決められました。それがこどもの日です。だから日本ではその5月5日、こどもの日なんですけど、この日にする事って言うと、その昔の男の子のこどものその時の色々な習慣が残っています。
じゃあどんな習慣があるのかって言うと、まずは有名なものと言うか、日本のどこに行っても見ることができるものだと「鯉のぼり」というものがあります。鯉っていうのは魚です。魚の名前です。布を魚の形に切ってそして魚の絵を書いてそれを自分の家の庭とかに飾る。それが鯉のぼりです。なんで鯉、魚を飾るのかというと、鯉っていうのは魚の中でも生きる力がとても強い魚です。いろんなところで生きることができます。池とか沼とか川とか。だから、その、体が強くなって病気とかしないで元気に強く生きられるようにこの鯉のぼりを毎年こどもの日に飾ります。あとは鯉は強いっていうだけじゃなくて、これは中国の古い話なんですけど、鯉は川を上って行ってそしてすごいその激しい川を上りきったところで、竜になるっていう風に言われている話があります。竜っていうのはドラゴンですね。だからその鯉のぼりを飾って、そして自分の家の男の子も鯉みたいに川を上って最後にドラゴンみたいに強くなるように言っていうそういう思いがこいのぼりには入っています。
それじゃ、次にこどもの日にすること。こどもの日に食べるものもあります。何を食べるかと言うと柏餅です。「かしわ」っていうのは木の名前なんですけど、柏餅は餅をその柏の葉っぱでくるむ、そういうお菓子です。何で柏餅を食べるかって言うと柏の葉っぱはとても丈夫でなかなか木から落ちないから、だから縁起がいいそうです。縁起がいいって分かりますか?何かこう、ラッキーなことがありそうなものを縁起がいいと言います。
あと、他にね、こどもの日にすることといえば、家の中に兜を飾ります。兜っていうのは昔の人が、その、戦争とかをする時に頭を守るために被っていたヘルメットみたいなものです。それをカブトと言います。カブトは頭を守ってくれるものだから、それを飾ることで、その、こどもの体を守ってくださいっていう風にお祈りするそうです。
これがこどもの日にすることですね。まあ他にも色んなのあるんですけどね。多分こどもの日に日本に遊びに来たら、鯉のぼりとかあとは柏餅は皆さんも見ることができると思います。鯉のぼりって結構いろんなところで飾られています。あと柏餅はこどもの日にあったらスーパーとかコンビニで買うことができますから、食べてみたい人はね、是非食べてみてください。
この鯉のぼりって外国の人が見たら、結構面白いかもしれません。なんでかって言うと、皆さんが日本に旅行に来て、こどもの日に観光地とか、あとはちょっと大きい公園とかに行ってみることができる鯉のぼりって、とても大きいです。大きいのだと一つの鯉が多分3メートルぐらいあるんじゃないかな?ほんと大きいんですよ。それが長い棒に紐で付けられていて、そして風が強いと、その鯉が空を泳いでいるみたいに見えます。昔今よりももっと前で、建物が少なかった頃は男の子がいる家はみんな結構大きい鯉のぼりを自分の家の庭に出していたと思うんですけど、今は自分の家って言ってもアパートとかマンションに住んでいる人も多いので、マンションとかでね、鯉のぼり、その3メートルとかの大きい鯉のぼりを出すことはちょっとできないので、今はそういう人、広い庭がない人は家の中で飾る小さい10センチメートルとか20センチメートルくらいの鯉のぼりを出している人もたくさんいます。
この今日話した鯉のぼりとか、その、兜を飾るとか、こういうのって最初に言ったように男の子の、端午の節句っていうお祝いのものだったんですけど、それだと女の子は何もないからちょっと寂しいですね。実は日本には女の子の日っていうのもあります。端午の節句は男の子の日。女の子の日は3月です。3月のひな祭りという日です。雛祭りもやっぱりこどもの女の子のこどものための日ですから、人形とかを飾って、そのこどもが元気に大きくなりますようにって言うお祈りをします。ただやっぱり男の子と違ってね、飾るものはちょっとかわいい感じのものが多いような気がします。男の子は可愛いっていうよりも、強くなるものっていう感じがしますね。その、さっきも言った鯉のぼりっていうのは、その鯉が強いドラゴンになるための理由になるためのものだし、カブトも戦争の時に頭を守るものですからやっぱり昔の人は「男は強くならなければならない」っていう気持ちが強かったんじゃないかなと思います。
はい、それじゃあこれがね、こどもの日についてです。ちょっと今日はね、ゴールデンウィーク終わってからこどもの話をしましたが、これからも日本の祝日っていろいろありますから、だからその祝日とかね、何かイベントがあったらそれについていろんな話をしたいと思います。それじゃあ今日はこの辺で終わりにしましょう。さようなら。