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episode061-070 Script

script 【episode070】

みなさんこんにちは、友です。これは日本語を勉強している人のためのPodcastです。教科書の日本語はおもしろくない。でも、ドラマや映画は難しすぎる!そんな人のために日本語教師の友がちょうどいい日本語で話をします。テーマはリクエストもできます。リクエストがある人はメールとかSNSでメッセージをください。

今日は、えーと、テーマと言うか質問をね、もらったので、その質問に答えたいと思います。じゃあ、まずは1つ目の質問です。1つ目は、先生はいつから先生になりたいと思ってたんですかっていう質問です。えーと、これはですね、ちっょと答えるのが難しいんですけど、何で難しいかって言うと、日本語の先生になりたいと思い始めたのは、えーっと、何年前だろ、2011年ぐらいかな。だから10年近くまえですね。10年ぐらい前に日本語の先生になりたいと思いました。でも実は、俺は日本語の先生になる前は塾で働いてたんですけど、あの、塾っていうのは日本の小学生とか中学生とかが学校が終わった後に、別のところで勉強するところ、そこで働いてたんですが、その塾の先生になったのは何年前だろう、んーと、14,5年前かな。そのぐらい前ですね。その時はね、いつか自分の塾が持てたらいいなと思ってたんですが、でも実はその前は、えー、塾で働く前は学校の先生になりたいと思ってました。学校っていうのは日本の中学校とか高校ね。まあ、塾で働いてる時も学校の先生になりたいという気持ちはあったんですけど、でもだんだんそれが変わってきました。

初めて先生になりたいと思ったのは、いつかな、中学生ぐらいかな。なんとなく中学生ぐらいの時から学校の先生っていう仕事に憧れはありました。

あと、この先生の仕事についてもう1つ質問があって、俺は昔、人の前で話をするのが嫌いだったってちょっと話したことがあるんですけど、じゃあどうやってその人の前で話すっていうのを克服したんですか、という質問です。克服ってちょっと難しい言葉ですけど、克服っていうのは「前はできなかったことをできるようにする」っていう意味です。質問ではどうやって克服したんですか、それとも突然できるようになったんですかっていうふうに質問してますけど、もちろん突然できるようになったわけではありません。ちょっとずつ慣れていきました。どうやったら慣れるかって言うと、これはもうね、何回も人の前で話をするしかないと思います。ね、もう、他に練習方法は、たぶんないんじゃないですかね。俺はね、本当にもう、昔は、大学生ぐらいまでは、目の前に人が3人以上いると、もうダメでした。緊張してうまく話すことができませんでした。でも大学生の時にアルバイトを始めて、それで少しずつ人の前で話すのが大丈夫になってきました。初めてしたバイトが、えーと、世界中にあるハンバーガーの、あの有名なお店なんですけど、あのMのお店ね。そこで、えーと、お客さんと話をするっていうのをやっていて、それで少し知らない人と話をするのに慣れました。でも、お店で働いてて話をするっていうのは、いつもお客さん1人、自分1人ですから、知らない人と話すのは少し慣れたんですけど、でもたくさんの人の前で話をするのはまだ駄目でした。その後、人前で話すことに慣れたのは塾でアルバイトを始めたからです。さっきも言った通り、俺は日本語の先生になるまでは塾で働いてたんですけど、塾で働くのは大学生の時からずっとアルバイトでしていました。最初は、その塾で働いてた時は、自分とあとは生徒が2人、1対2で話をしていたんですけど、最初はその1対2、相手が二人だけでもすごく緊張したんですけど、でも二人だけだから、まあ、まだ大丈夫でした。そしてこれが、あのー、ときどきね、学生がたくさん来た時とかは、俺が1人、先生が1人と、あとは生徒が3人とか、ちょっとだけ多い時がありました。3人とか4人だとね、最初はすごく緊張はしたんですけど、でもいきなり10人とか20人とかたくさんの人前で話すよりは、3人か4人だと、それまでの2人プラス1ですからね、そのぐらいだったら、まあ、まだ大丈夫。緊張はするけど話すことができました。そうやってちょっとずつ、あの、目の前にいる人の人数が多くなっていって、それで少しずつ慣れて、そして最後には、あの、目の前に人が30人でも40人でもそんなに緊張はしなくなりました。まあ、緊張しないわけではないんですけど、でも例えば今やってる仕事だと、日本語の先生で、俺は日本語の先生の勉強もしてるし、自分が教えることはちゃんと準備もして、いろいろ調べて、そして話をするから、だから、まあ、自信があることしか話さないですから、それなら、まあ、人数が多くても、少しぐらい緊張してもちゃんと話すことができます。

てことで、質問の答えですけど、いつから先生になりたいと思ってたかっていうのは、えーと、学校の先生とかも全部入れると子供の時から、中学生ぐらいの時からで、日本語の先生はだいたい10年ぐらい前です。そして、人前で話すのは、どうやったらできるようになるのかって言うと、俺のやり方、俺の慣れた方法っていうのは、ちょっとずつ前にいる人数を増やしていくこと。それで慣れました。これね、本当に俺は昔人前で話すのが大嫌いだったから、この仕事を初めて人前で話すことができるようになって本当に良かったと思います。大人になると、やっぱり子供の時より誰かの前で話をする事って多くなるので、まぁ例えば今の仕事だと、授業だけじゃなくて仕事の時の会議とか、あとは仕事じゃなくても、例えば結婚式の時にスピーチをしたりとか、そういういろいろな機会があるので、人前で話ができるようになって本当に良かったと思っています。最初は緊張したけどね。2人の前で話すだけでも本当に嫌で、仕事に行きたくないと思ってましたけどね。でも、きっと慣れるとできるようになると思うので、あのー、できない人もね、ちょっとずつやって慣れてください。

さて、それじゃあですね、2つ目の質問。2つ目の質問っていうのは、日本で働くことについてなんですけど、その、日本での仕事で、特に日本での英語の先生について。えーと、この質問してくれた人はいつか日本で英語の先生になれたらいいなと思ってるそうなんですが、ただ、この人の国が英語圏ではない、英語圏っていうか、英語がその国の言葉ではないというところの人なんですね。英語がその自分の国の言葉だっていうのは、イギリスとかアメリカ、カナダ、オーストラリア、こういう国ですね。んで、英語を話すけどでもそれが1番よく使う言葉じゃない国っていうのはたくさんありますね。例えばインドとか、香港とか、シンガポールとかもですね。こういうところでは英語とか、あと他のことばもたくさん使います。じゃあその英語を話すけど、でも英語が1番よく使う言葉じゃない国、その人たちは日本で英語の先生になることができるかどうか、というとちょっとね仕事を見つけるのが大変かもしれません。これあんまりね、良くないことだと、あまりというか全然良くないことだと思うんですけど、日本の英語を勉強するいろいろな塾みたいなところでは、ヨーロッパ、まあ、イギリス…は英語の国ですけど、あとはそのイギリスに近い国ですね、とかあとはアメリカとか、そういうところの人の方が英語の先生になりやすいんです、日本では。昔はほんとそうでした。今はやっぱりそれは国によって違うのは良くない、英語を話す人だったらどこの国でも、どんな人でも大丈夫だ、っていう考え方の人は昔より本当に多いと思います。ただ、やっぱり昔はその、例えばアジアの国とか、そういう人たちは日本で英語の先生になりにくかったので、今でも同じ考えの人がいるとは思います。これね、日本人として俺もちょっと恥ずかしいですけど、でも全然日本で英語の先生になることができないわけではないと思います。ちゃんと英語が話せる人で、英語の先生の資格、英語の先生になるためのテストとかを受けて、それで合格できた人とかね、そういう人だったら日本で英語の先生になることができるとは思います。ですので、あの、諦めないで頑張って欲しいなと思います。

じゃあ続いて3つ目の質問に行きたいんですが、えーと、ちょっと長くなってきたのでね、1回ここで終わりにして、えーと、続き、あと2,3個質問があるんですけど、その質問は次に答えたいと思います。

このみなさんから質問をもらって、それに答えるって、なんかちょっとおもしろいですね。あの、何かについて話して、じゃなくて、なんか質問されてそれに答えるっていう。みなさんもなんかね、あのー、俺に聞いてみたいこととかあったら、あの、メッセージを送ってくださいね。答えられる質問だったら答えたいと思います。んじゃ、えーと、残りの質問、あと2,3個の質問は次に答えますので、質問くれた人は楽しみに待っていてください。それじゃあ今日はこれで終わりです。さようなら。