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episode087「おすすめの本(N3)」

小説じゃなくても、おもしろい本はいっぱいあります。

本を読むときはできるだけ役に立つ知識を身につけたいです。

物語が嫌いなわけじゃなくて、何かのストーリーは小説じゃなく漫画で読みたい派。

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episode081-090 Script

script 【episode087】

みなさんこんにちは、友です。これは日本語を勉強している人のためのpodcastです。教科書の日本語はおもしろくない。でもドラマや映画は難しすぎる。そんな人のために、日本語教師の友がちょうどいい日本語で話をします。テーマはリクエストもできるので、リクエストがある人はメールとかメッセージを送ってください。

さて、今日は、リクエストをもらったテーマですが、えー、読書について話してくださいって言う事ですね。読書の、えーと、お勧めの本ですね。

えーっとね、このテーマは、確かに俺は本を読むのが好きです。確か自己紹介でも本を読むのが好きって言う話はしたような気がします。ただ、俺が好きな本っていうのは、小説じゃありません。この話もしたかな?なので、このリクエストでお勧めしてほしい本っていうのは小説かもしれないんですけど、でも俺は小説は全然読まないので、申し訳ないんですが小説のおすすめはちょっとね、できないんです。ただ、小説じゃない本だったら、俺も読んでいておもしろいと思う本があるので、今日はそのね、俺が好きな本を紹介したいと思います。

じゃあまずは1つ目なんですけど、読書のための本ですね。本の読み方の本。本の読み方ってどういうことかと言うと、俺が好きなのは、好きっていうかおもしろいなと思ったのは、速読の本です。速読っていうのは、本をとても早く読むことです。例えば1冊読むのに2時間とか3時間かかる人はけっこうたくさんいると思うんですけど、そうじゃなくて1冊読むのに10分ぐらいしかかからないとか、そのぐらいとても早く本を読むことを速読といいます。この速読っていうのは、けっこう嘘みたいな話も多いんですけど、例えば本をパラパラとめくって、それだけで本当に、10分どころか5分とか3分とか、そのぐらい早く1冊読み終わるとか。あとは1回読んだだけでどこのページに何が書いてあるか全部覚えるとか、そういうね、話も聞いたことがあるんですが、まぁそれは嘘です。絶対そんなことはできないと思います。もしかしたらほんとにできる人がいるかもしれないけど、俺には無理でした。ただ、その速読の本にはそういうものすごい早く本を読めるって言う嘘みたいな話も書いてあるんですけど、そうじゃなくて練習したら誰でも本の読み方が上手になって、それで今までよりも早く、そして上手に情報、ほしい情報とか、大切なこととかを探せるようになるっていう、そういう速読の本はたくさんあります。なので、そのね、本の読み方の本っていうのがおもしろいなと思ってよく読んでいた時がありました。

じゃあ、その中で、その速読で有名な本ですが、とりあえず2つ。まず1つがフォトリーディングって言う本ですね。これはもともとはアメリカかな?確かアメリカで有名な本の読み方ですね。そしてもう一つがフォーカスリーディングっていうものです。この2つの本ね、どちらもタイトルだけ見ると「今までの10倍ぐらい本を読むのが早くなる」とか「一冊10分で読める」とか嘘みたいなことが書いてあるんですけど、でも中を見るとけっこう普通のことも書いてあります。確かに本の中にはその嘘みたいな話が書いてあって、絶対誰もできないだろうなって思うこともありますが、でもそれだけじゃなくて練習したら絶対誰でも本の読み方が上手になるっていうのもあるので、けっこうね、おもしろいと思います。

それから次に面白いなぁと思った本。これは本の読み方じゃなくて、考え方の本ですね。論理学についての本です。論理学っていうのは、論理っていうのはロジカルにものを考える、なので、ただの思いつきで話すんじゃなくて、ちゃんと理由とか根拠があって、「それで私はこう思う」とか「これはこうだ」っていうふうに言ったりする。それが論理と言うんです。どうすれば論理的に物事を考えることができるのかって言うのを説明している本です。そんなに専門的な話じゃなくて、誰でもわかるような初心者向けの本が1冊あって野矢 茂樹先生って言う先生が書いた本なんですけど、『入門!論理学』っていう本で、これはね、けっこうおもしろいなと思いました。まぁ初心者向けとは言え日本人でも結構難しいと思うので、外国人のね、日本語を勉強している人にはちょっとね大変かもしれませんが。N1とかそのぐらいになったらけっこうね、おもしろいんじゃないかと思います。

それからもう1冊。もう1冊っていうかもう1人ですね。俺がけっこう好きな人。それが誰かと言うと、教育学とか、あとは国語の先生ですね。日本語を教えることもちょっとやってるみたいなんですけど、斉藤孝先生って言うその人が書いた本。この人はたぶん1番の専門は国語かな。日本の学校で日本人に、その、国語を教える。国語っていうのは自分の国の言葉ですね。日本だったら日本語だし、中国だったら中国語、アメリカだったら英語とかね。その国語の先生なんですが、やっぱり国語の先生だから本の読み方についての本をけっこうたくさん出しています。この先生もさっき最初に話した速読の本も出してるし、あとは本の読み方で、速読じゃなくてボールペンを使った読み方とか。本を読むときに何も持たないで、何も書かないで読むんじゃなくて、ボールペンを使って本にいろいろ書きながら読むと本がとてもよくわかるようになるっていう、そういう読み方ですね。そういう、本の読み方についていろいろ本を出してるので、この人の本も何冊かね、読みました。けっこう面白いなと思ったのがあります。

あとは他に俺がよく読む本ていうのは、やっぱり、その、日本語教育、つまり日本語の先生のための本っていうのがほとんどなので、ちょっとね、日本語を勉強している人にお勧めできる本っていうのがあまりないんですよ。日本語を勉強している人っていうか、日本人にもお勧めできる本があまりないかなと思います。いつもね、なんか難しそうな、おもしろくなさそうな本読んでるって言われます。俺はね、読んでる本人は面白いと思ってるんですけどね。

てことで、あの、本のオススメなんですが、俺がお勧めできる本は、今日話した、本の読み方についてとか、あとら考え方についてですね。こういう本が俺はおもしろいなと思ったので、みなさんもぜひ読んでみてください。いや、もしかしたらおもしろくないかもしれないから読まなくてもいいですけどね。俺はおもしろいと思いますよっていうだけです。

はい、じゃあ今日は本の、おすすめの本の話でした。みなさんも何かおもしろい本を知っていたら、ぜひ教えてください。それじゃ、今日はこのへんで終わります。さようなら。