みなさんこんにちは、友です。これは日本語を勉強している人のためのpodcastです。教科書の日本語はおもしろくない。でも、ドラマや映画は難しすぎる!そんな人のために日本語教師の友がちょうどいい日本語で話をします。
今日のテーマは擬音語とか擬態語についてです。擬音語とか擬態語って何かと言うと、擬音語っていうのは物の音を表すことば、そして擬態語っていうのは物の動きとか、あとら状態ですね。それを表すことばです。今日はこれについてなんですが、ただちょっとね、擬態語は物の動きとかなのでPodcastだとね、ちょっと、あの、物の動きを見せることができないから、ちょっと説明が難しいので、今日は擬音語についていろいろ紹介したいと思います。
じゃぁ擬音語ってどんなものなのかというと、たぶん、みなさんも聞いたことあると思うんですけど、例えばこういう音。何かをノックする音なんですが、これを日本語で書くとどうなるか、わかりますか。人によって違うかもしれませんが、これはトントンとかコンコンっていうふうに書く人が多いと思います。こういうふうに音を日本語にするのが擬音語です。じゃあ他にどんな擬音語があるのか、ちょっとね、いろいろな音を出して、そしてそれを実際に俺が擬音語にしてみたいと思います。
じゃあ今やったのはノックする音ですね。ドアとか何かを叩く音なんですが、小さい音で、そしてまあ、軽い音ですね。これだとさっきみたいな、あまり大きくない軽い音を日本語にするとトントンとかなんですけど、これをもう少し大きい音とか強い音にするとどうなるか。例えばこんな音です。今のは同じ場所を叩いたんですが、最初に叩いた時は指で軽く。今度は手を使って、手全部でパンチするみたいにちょっと大きく強く音を出しました。こういうふうに強く叩いたときの音はトントンじゃなくて、今度は点々をつけてドンドンとなります。ドンドン。だいたい日本語は点々がつくと、強い音とか大きい音になります。
じゃぁ次、たたく音じゃなくて別の音です。聞いてください。これ何の音かわかりますか。袋の中に入っている紙。紙を触ったときの音です。この紙を触ったときの音はがさがさということばで表します。がさがさっていいます。
じゃあ、次です。今度は袋じゃなくてかばんの中に手を入れています。かばんの中に手を入れて、そして何かを探しているときの音。ごそごそって言うふうに言う時が多いです。かばんの中に手を入れた時じゃなくてもいいんですけど、紙の音ががさがさで今度はかばんの中にあるものは紙じゃなくてもっとかたいものが多いので、そういうかたいものとかを触ったりとか何かしてるときの音がごそごそといいます。
じゃあ次です。今度はものを触った音じゃなくて機械のスイッチの音ですね。今のは扇風機のスイッチを入れた音なんですが、こういう機械の音はピッといいます。機械の音の時はかたかなでピッですね。がさがさとかひらがなで書く時もあるんですけど、機械の時はどうしてだろう、どうしてかは俺もわかんないですけど、かたかなで書きます。
じゃあその次ですね。次はこの音です。これは何の音かすぐわかりましたか。水の音ですね。水道の水の音です。水の音もいろいろあるんですが、今の音だったら俺はジャーと書きます。水が流れる音で、ジャーです。これもカタカナで書きますね。
じゃあ続いて今度はこの音です。ちょっと小さい音でしたが、これはシャープペンシル。ペンの押す音。これはカチといいますカチカチですね。小さくて硬い感じの音はカチというふうにいいます。今のペンだけじゃなくて、例えばこういうのも同じくカチですね。
聞こえましたか。今の音はマウス。パソコンのマウスの音です。マウスをクリックする音ですね。
じゃあ次の音行きますね。今度はこれです。さぁこれは何の音かというと、カーテンを開けたり閉めたりする音です。今のカーテンの音。俺だったら今のはシャーっていうふうにいます。シャーですね。水の音とかもシャーって言う時がありますが、もうちょっと軽い感じのイメージですね。
さあ、次行きますよ。次の音はこれです。はい、今度は何の音がわかったでしょうか。今の音は俺がベッドに倒れた音です。ベッドみたいに柔らかいもの、ソファーとかクッションとかでもいいですね。そういう柔らかいものにぶつかった音は、今のは俺だったらボフッといいます。
じゃあ次。もう1個だけ行きますね。今度はこの音です。はい、この音がなにかというと、これも柔らかいものなんですが、今のはタオルです。タオルを振った音です。タオルとか服でもいいんですけどそういう布。布を動かしたときとか、あとは風で揺れてる時とか、その音はバサバサといいます。今のは俺だったらバサバサといいます。
はい、じゃあ、こんな感じで日本語ではいろいろな音をことばにします。人によってもちろんどんなことばにするかってのはちょっと違うんですけど、でも、けっこうね、みんな似てると思います。どうして何か音を聞いたときにみんな同じようなことばにするかっていうと、それは日本人は小さい時からいろいろな本を読んでいるからです。この擬音語っていうのは、実は漫画が好きな人はとても得意なんですけど、漫画にはいろいろな音が字で書いてあります。もちろん漫画だけじゃなくて小説とか小さい子供が読む絵本とかでもそうなんですけど、たぶん漫画が1番多いと思います。日本人はこの漫画とかその子供が読む絵本とか、いろんなものを昔から読んでいるので、それでどんなときにはどんなことばにするかと言うのをみんななんとなく知っているので、何かの音を聞いたときにみんな同じようなことばにします。この擬音語とか擬態語っていうのは、慣れないと結構難しいとは思うんですけど、でも日本人はみんなこの擬音語、擬態語をとてもよく使うので、これが上手に使えると日本語がまたちょっと上手になると思います。なので、みなさんも頑張って覚えてください。1番いい覚え方は、さっきも言ったけど、漫画だと思います。漫画をたくさん読むとね、いろんなことばがわかります。俺は自分がね、漫画が好きだから、勉強する時も楽しむ時も、漫画はすごくいいと思ってます。みねさんもぜひ漫画読んでください。
じゃあ今日はこの辺で終りにしたいと思います。今日は日本語の擬音語の話でした。日本語は特に擬音語が多いことばだと思いますが、たぶんどの国のことばでも同じようなものがあると思うので、もしみなさんの国に何かおもしろいことばがあったら教えてください。他にも何かリクエストとかあったらぜひメールとかメッセージを送ってください。みなさんからのメッセージ待ってます。それじゃ今日はこれで終わります。さようなら。