いやあ、漫画って本当にいいもんですね。
このネタがわかる人は日本通。
いやあ、漫画って本当にいいもんですね。
このネタがわかる人は日本通。
皆さんこんにちは友です。これは日本語を勉強している人のためのPodcastです。教科書の日本はおもしろくない。でもドラマや映画は難しすぎる!そんな人のために日本語教師の友がちょうどいい日本語で話をします。
今日は漫画の紹介をしたいと思います。最近読み終わった漫画なんですけど、結構おもしろいと思ったのでその紹介です。本のタイトルは『君が僕らを悪魔と呼んだ頃』です。この漫画のテーマはどんなことかっていうと、自分の周りに元悪い人がいたらあなたは許せますかっていうことですね。
例えば、例えばなんですけど、あなたに新しい友達ができたとします。その友達はすごくいい人で、仕事もまじめにするし、困ってる人がいたら必ず助けるし、友達も多くて町の人みんなに好かれている、そんな人です。あなたもその友達が大好きで、よく遊びに行ったり飲みに行ったりしています。そして、ある日突然、その友達が「実は自分は、今はまじめに働いてるけど、昔は犯罪で金を稼いでた」と告白されたらどうしますか。「昔は金がなくなると知らない人の家に強盗に入って、うるさいペットは殺して、住人は殴って黙らせて、女の人がいたらレイプして、高価な物や金などは全て奪って、それを繰り返して生きてきた。でも、今は生まれ変わった。その時の事は後悔してる。反省してる。今はそんなことは絶対しない。もう10年以上もずっとまじめに働いて生きてきた。」そんな話を聞いたら、あなたはその人と友達を続けられますか。
まあこれは例えばですけど、この漫画は今話したような元悪い人が出てきます。えー、それじゃあこの漫画の簡単なあらすじというか、ストーリーをちょっと紹介しますね。主人公は斎藤悠介って言う男の人です。最初は高校生なんですけど、あとから大人になりますけどね。この斎藤悠介、元悪魔です。つまりさっきの話のような悪いことを何回も繰り返していました。でも、ある日この斎藤悠介が記憶を失います。記憶喪失になって、記憶がなくなってからは悪魔じゃなくて普通の人になります。普通の人になって、悪いことは全然しなくなって、そして普通の生活を送ってたんですが、ある日突然昔のその斎藤悠介が悪魔だった頃の知り合いが出てきて、そしてお前は今は記憶がないけど昔は悪いことばかりしていた悪魔だったんだという話をされます。それが斎藤悠介の辛い人生の始まりで、自分に記憶はないけど周りには自分に傷つけられた人たちがたくさんいる。自分はもう二度と悪いことはしないんだけど、でも傷つけられた人たちの心と体はもう戻らない。だから自分はどうすればいいのか、どうやって償っていけばいいのかっていうことに悩んで行きます。それで、まあこの話結構長いんですけど、途中いろいろあるんですが、最後にこの斎藤悠介が昔悪魔だったけど、でもちゃんと人間になることができたのか、周りの人に許されたのか、というのがこの漫画のだいたいのストーリーですかね。
これ、難しい問題ですよね。反省すれば、あのー、すべてが許されるわけではないけど、でも過ちを犯して全く許されない世の中ってのは辛いですよね。かといって誰かを傷つけて、その後で金を払えば許されるとか、何かいいことをしたら罪が軽くなるとか、全ての過ちがそうやって許されてしまったら今度は傷つけられた人たちが納得いかないですよね。だからこの斎藤悠介みたいな昔悪いことをした、過ちを犯した人っていうのは、どうするべきなのか、どうあるべきなのか、許されるべきなのか。答えはね、なかなか出ないと思うんですけど、そんなことを考えさせ、考えさせられる漫画です。
この漫画は、実は俺はお金は一銭も払わずに読みました。どうしてそんなことができるかっていうと、アプリです。今漫画のアプリってたくさんあって、そのほとんどが無料です。もちろんお金を払って読む漫画もあるんですけど、時間が経てばお金を払わなくても読めるとか、あとは短いCM、広告の動画を見ると漫画が読めるとか、そういうのがほとんどです。なので俺は、この漫画もお金を全然払わないで読むことができました。海外に住んでたらちょっと日本のアプリって使えないかもしれませんけど、日本に住んでる人は同じような漫画のアプリってすごくたくさんあるので、漫画が好きな人にはすごくいいと思います。
さて、今日は漫画1つだけですけど、他にも最近読んだ漫画でおもしろいのって結構あるので、また別のエピソードで紹介したいと思います。
では、今日はね、ちょっと短めになっちゃいましたが、これで終わりにしたいと思います。この漫画の紹介とか結構おもしろいって言ってくれる人が多かったので、他にも漫画だけじゃなくって小説とかね、何か読んだのがあったらそのうち紹介したいと思います。さようなら。