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episode061-070 Script

script 【episode061】

みなさんこんにちは、友です。これは日本語を勉強している人のためのPodcastです。教科書の日本語は面白くない。でもドラマや映画は難しすぎる!そんな人のために日本語教師の友がちょうどいい日本語で話をします。話のテーマはリクエストもできます。リクエストがある人はメールとかSNSとかで連絡をください。あの、リクエストの時にできるだけどんなレベルがいいかとかも教えてください。

さあ、それじゃあ今日は、えーとリクエストまたもらってるんですけど、えーど、じゃちょっとメールを紹介しますね。このメールをくれたのはシェレルさんっていう方ですね。今は日本語の日本語能力試験のN2の勉強しています。毎週Podcastを聞いて面白いと思います。日本に住む時たくさん東京における美術館と美術展を見たので、日本の美術に興味を持つようになりました。だから時間があったら日本の一番有名な画家たちとかの話をしてくれませんかっていうことです。えーと、画家の話です。画家っていうのは、あの、絵を書く人ですね。絵を描くことを仕事にしてる人を画家と言います。んで、その画家について話してくださいっていうことなんですが、えーと、これはですね、ちょっと俺にとっては少し難しいテーマでして。なんでかって言うと、俺は本当に小さい頃から、もうずっと昔から絵心がないんです。絵心っていう言葉を聞いたことありますか。絵の心、絵が上手な人を絵心があるって言うんですよ。で、まあ、俺はその絵心がない。絵の心がない。つまり絵がとても下手なんです。日本語の先生って絵が上手な人結構いるんですよ。あの、学生に何か聞かれた時に言葉の意味とかを聞かれた時に、パッと絵を書いて説明できるとすごい楽だから、あの、絵が上手になる人とかもたくさんいるんですけど、俺はね、その絵心がもう全然ないから、言葉の意味を説明するときに絵を書いたら逆にわかりにくくなっちゃうので、あまり絵を書かないようにしてるんですけど、まぁとにかく絵が下手で、んで絵が下手だから見に行ったりもあんまりしたことがないんですよ。なのでね、あまりその日本の有名な画家っていうのを多くは知らないんですけど、まあ、だから、ちょっとね、今日のテーマは俺にとっては少し難しい、難しいなーって思ったんですけど、でもまあせっかく聞いてくれたのでね、その絵心がない俺でも、絵をそんなに見ない俺でも知ってるような、そういう有名な日本の画家っていうのを紹介したいと思います。

じゃあ、まず一人目ですね。一人目は昔の人なんですけど、葛飾北斎っていう人です。この人は、えーと、江戸時代の人ですね。江戸時代だから今から250年ぐらい前の人ですね。この人の有名な作品といえば赤富士です。富士山ってみんなわかると思いますけど、その富士山が、えーと、太陽の光とかで赤く見える時があるんですけど、その赤い富士山を書いた絵っていうのがとても有名です。この人の作品は富士山がとても有名で、富嶽三十六景っていって富士山の絵をたくさん書いたんですよ。でその富士山の絵が全部上手でとてもきれいで有名な人です。ちなみにこの葛飾北斎の絵っていうのは浮世絵って言われるジャンルです。

はい、じゃあ続いて2人目行きますね。すごいひとりひとりの話が短いんですけど、あのー、俺はあまり絵が、そんなにね、できないので、ちょっと俺の知ってることも少ないから、話せることがとても少ないです。すみません。

じゃあ2人目ですけど、2人目の日本人がよく知ってる有名な画家。山下清です。この人がどうして有名かっていうと、もちろん絵が上手で有名ってこともあるんですが、この人は日本でドラマになった人です。最近、まあ、最近じゃないか。でもさっき言った1人目の葛飾北斎が江戸時代の人ですよね。この人は1900年代にテレビドラマになって、それですごく有名になった人です。この山下清はもう亡くなってるんですけど、えーと1970年ぐらいかな。そのぐらいに亡くなった人なのであんまり最近の人ではないんですけどね。でもまあ江戸時代よりは新しい人ですね。この人をテーマにしたドラマっていうのがあって、それが日本で、あの、大ヒットしたんですよ。俺もね、子供の時にちょっとそのドラマは見たことあるんですけど、ドラマのタイトルが「裸の大将」。何で裸かって言うと、あの、服はもちろんちゃんと着てるんですけど、でもちゃんと着てるんじゃなくて、タンクトップ一枚。下も半ズボンっていうかハーフパンツっていうか、ちょっと短いの履いてる。それだけですね。そのすごい身軽な格好で、タンクトップ一枚で、んで日本のいろんなところを歩き回って、そして色々な絵を描くっていう、そういうドラマです。そのドラマが大ヒットしたこともあって、この人はとても有名ですね。まあもしかしたら今の子供とか若い人はね、知らない人も多いかもしれないですけどね。この人の有名な作品は「花火」とかがありますね。えーと、花火っていうか「長岡の花火」っていうやつかな。

はい、じゃあ続いていきますよ。3人目。えーと、3人目はね、画家っていうわけじゃないんですけど、俺の好きなもの、えーと、このPodcast聞いてくれてる人は分かると思いますが、俺は漫画が好きなのでね、絵が上手な漫画家の人はよくわかります。なので正確には画家じゃなくて漫画家なんだけど、でもすごい上手な絵を描くから見て欲しいっていう人はいます。この人は世界中で有名じゃないかなと思うんですけど、鳥山明。この人の絵は本当に上手です。アニメの時の子供っぽい絵って言うか、ちょっと簡単そうに見える絵とかもすごい多いんですけど、この人が書いてたドラゴンボールっていう漫画の中にはすごく書くのが難しそうな機械とかロボットとかの絵がよく出てきたんですけど、あれは本当に素人には絶対書けないだろうなっていうような凄さがあります。あと、まあ機械だけじゃなくてね、人も上手なんですけどね。アニメとか漫画が好きな人はドラゴンボールって分かると思うんですけど、俺も子供の時はドラゴンボール、漫画で読むのがすごい大好きで、その主人公の孫悟空っていうキャラクターが戦うところとかはすごいかっこいいなと思ってました。あと漫画家ではもう一人俺がすごい絵がうまいなって思う人がいて、もう一人は井上雄彦っていう人。この人はスラムダンクっていう漫画を書いた人です。結構いろんなね、漫画を書いてて、全部おもしろいんですけど、俺が初めてこの人の漫画を読んだのはこのスラムダンクっていう漫画でした。この人は、そのスラムダンクの最初の方はそんなに絵が上手じゃなかったんですけど、最後の方はどんどん上手になって今書いてる宮本武蔵っていう侍の漫画もすごい上手な絵で書いてます。ちなみにこの宮本武蔵っていうのは日本の昔のとても有名な強い侍なんですけど、この人も、あの、強いだけじゃなくって色々な絵を書いたり本を書いたりしてる人で、一応ね、画家としても有名です。

さあ、それじゃあ、これがね、俺の知ってる有名な日本の絵を書く人達です。俺はあんまり絵がね、得意じゃないから知ってることが少なくて話せる事っていうのもすごい少ないんですけど、今日最初に話した葛飾北斎とかは、絵があまり上手じゃない、絵が好きじゃない、苦手な俺でも綺麗だなとかすごいいいなって思える作品がたくさんあるので、ぜひね、インターネットとかで探して見てみてください。そしてもし機会があれば日本に来た時にその美術館とかでそういう有名な作品をね、どんどん見てください。ちなみに漫画家のさっき言った鳥山明先生と井上雄彦先生。この二人の絵がどのくらい上手かっていうのもインターネットで見たらすぐ分かると思います。Googleとかで「鳥山明 絵 上手」とかって検索すると、すごい上手な絵がたくさん出てきます。井上雄彦先生のも同じです。なのでね、どのくらい上手なのかってのが気になる人は是非見てみてください。

それじゃあ今日はこの辺で終わりにしたいと思います。さようなら。